速く走るだけが自転車じゃない!のんびり走る「ポタリング」の楽しさ

 

ロードバイクでびゅんびゅん走るのは、楽しいものです。

 

しかし・・たった数kmの距離をゆっくりと走り回る「ポタリング」にも、
大人の探検とでも言えるような、また違った楽しみがあります。

 

 

あえてスピードを出さずに、じっくりと走り回ると、
いままで気づいていなかった観光スポット、公園、景色・・・といったものが、目に入ってきます。

 

これがまた、速く走るのとは違った、おもしろさとなることがあるのです。

 

 

生活圏の中であれば、ほとんどの道や場所はすでに知っている・・と思われるかもしれません。

 

しかし通常、生活の中での移動は決まったルートになりがちであり、
たとえ数km四方であっても、そのすべての道や場所を制覇していることは多くないと思います。

 

特に観光地というわけでなくとも、みどころは探せばあるものですし、
田舎であれば田舎ならではの、都会であれば都会ならではの見るべき場所はあると思います。

 

 

たとえば私は、輪行で少し遠くの駅に行き、そのまわりをふらふらとポタリングをすることが多いのですが・・・

 

毎回、これまで見たことのなかった景色や、ちょっとしたランチスポット、などなど新たな発見があります。

 

 

どのようなスポットが好きかは人により分かれてくるところだと思いますが、


私は、晴天時の川沿いや海沿いは景色が良いところが多いので、
ポタリングの最中にそのような場所を見つけたら、ふらっと立ち寄ることが多いです。

 

数km程度の範囲を縦横無尽に走り回れるのは、自転車の強みです。

 

 

電車では当然、このような走り方は不可能ですし、
自動車でも容易ではないでしょう。

 

逆に、徒歩だと時間がかかりすぎてしまい、あまり多くの場所はまわれないでしょう。

 

 

何十kmも走るのであれば、ロードバイクなど、そういう自転車のほうがいいでしょうが・・

 

このような走り方であれば、必ずしも高性能な自転車でなくても良く、
ママチャリでも十分だと思います。

 

折りたたみ自転車を使い、輪行力を活かすのも良いでしょう。

 

 

ずっと走り続ける必要もありません。

 

ロングライドでは、止まらずに走り続けることが良しとされますが、


ポタリングの場合は、景色のよい海岸、川沿い、また美味しそうな飲食店など気になるスポットを見つけたらすぐに止まり、

そこで気の済むまでのんびりするのも、よしです。

 

 

自転車は、写真趣味との相性も抜群ですので、
きれいな風景などの撮影スポットを求めて、自転車でさまよう・・というのも、
私もよくやるのですが、なかなか良いものです。

 

 

長距離を走ったり、速く走ったりするだけでなく、
狭い範囲を、のんびりゆっくりと走り回るのも、
それはそれでなかなかに楽しいものです。

 

 

もし、いつもロードで速く走ってばかりで、なんなく疲れたなぁ・・と感じる、とかでしたら・・・

 

ポタリング・・やってみてはいかがでしょうか。

 

また新しい楽しみ方、新しい自転車趣味の世界が、広がるかもしれません。

 

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小径車のメリット・デメリットを、6年間ロードバイクと使い比べた視点からお話しします



私は、18インチの小径車(折りたたみ自転車のブロンプトン)を一台と、
700cのロードバイク一台の、
合計2台の自転車を所有しての生活を、もう6年間ほど続けています。

 

 

そして個人的な結論としては、総合力において、
折りたたみ小径車はロードバイクに勝る、と考えるようになりました。

 

 

速度といえば、ロードバイクが小径車より速い、というのはまあ、
当然になるとは思うのですが、


どのくらい違うかについて、実際に使ってきた体感から書いてみますと・・

 

直線で、ロードバイクだとだいたい27km/hくらいで走るような状況で、
小径車だとだいたい、24km/hくらいで走れます。

 

巡航速度として、だいたい3km/hくらいの差が出る感覚だと思います。

 

この差は、かっ飛ばせる直線においての話で、
街中のような混んでいる場所だと、ほぼ差が出ないか、
小回りがきくぶん小径車のほうが速かったりします。

 

 

そして小径車は、ロードバイクに比べるとふらつきやすいのですが、


ここは慣れでなんとでもなるレベルなので、「小径車が不利」ということにもならないと思います。

 

実際、18インチのブロンプトンで、幹線道路のような長くて広い車道を走ってみても、


ロードバイクと比べて、ふらつきが怖い。。不安定。。と思うことは、基本的にありません。

 

 

 

輪行能力について、ロードバイクは分解・袋詰めして電車に載せますし、
小径車は、折りたたみ自転車であれあ折りたたんで袋詰めして電車に載せるわけですが・・


ここは、小径車の圧勝です。

 

たとえばブロンプトンですと、10秒もあれば折りたためますし、袋詰めまであわせても1分以内に作業が終わります。

 

対してロードバイクを袋詰めするとなると、
かなり急いだとしても、全行程に15分くらいはかかってしまいます。

 

 

駅の構内・電車内などでも動きやすさとしても、
折りたたみ小径車のほうがはるかに快適です。

 

私は、旅先や日常で、けっこう輪行をするのですが、
「スピードはそれほど変わらない」「輪行能力は小径車の圧勝」ということを考えると、


総合力では小径車のほうが優れる・・と思うようになりました。

 

旅先では、折りたたみ小径車は最強のツールたり得ますと思いますし、


もし小径車とロードバイク、どちらか一台だけを残すことになったなら、迷わず小径車を選ぶと思います。

 

 

もちろん、このあたりは人によって違ってくるところですので、
あくまで個人の意見にはなるのですが。

 

 

日本という国は、自転車だけで走り回るのに向かない国ですので、


自転車で走りやすい場所だけを自転車で走り、
走りにくい場所は輪行してしまう・・というやり方をするには、
やっぱり、折りたたみ自転車は有利なのです。

 

 

それでは、ロードバイクはどういう時に使うのか・・なのですが、


やっぱり、自転車で走りやすいコースまで行って、そこを自転車で走り回りたい・・といった時には、ロードバイクのほうが良いなと思います。

 

 

巡航能力はやっぱり、ロードバイクのほうが高いので、


そういった場所で、風を切ってビュンビュン走るのを楽しみたいときには、
ロードバイクのほうが快適ですね。

 

 

何年も、ロードバイクと折りたたみ小径車とを使い分けてきて、


個人的には、自転車生活で使う自転車として、総合力を比べると、
折りたたみ自転車の圧勝だ・・と感じました。

 

 

もちろん、所有する自転車を一台に絞ることはないですし、


ロードバイクが優れている面もたくさんあるので、私はこれからもロードバイクと折りたたみ小径車との二台持ちを続けていこうと思うのですが・・

 

 

もし、これから自転車を新しく買おうとされていたり、
メイン自転車にどんなものを選べばいいのか悩んでいたりするとすれば、


「折りたたみ小径車」は、なかなか良い選択肢となってくれるかもしれません。

 

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ロードバイクで安全に走るにはどうすればいい?一番のコツを解説!

 

ロードバイクで、安全に走りたい!

 

この希望が無い方は居ないでしょう。

 

 

もちろん、実際に事故が起こるのは稀です。

 

しかし「事故が起きるかも・・」という状態で、ヒヤヒヤしながら走るのと、
まあ、大丈夫だろうな・・という状態で走るのとでは、
快適さとか、ストレスとかにも、圧倒的な違いがでてきます。

 

 

この記事では、ロードバイクなど自転車で事故などのリスクをできるだけ抑えるには、どうすればいいのか?

について、コツや考え方を中心に解説していきます。

 

「道選び」が最重要!

 

ポイントはいろいろあって、目立ちやすい服を着る!とか、明るいライトを使う!とかももちろん重要なのですが・・・

 

そもそも「危ない道を走らない」のがベストだ!と、個人的には思います。

 

 

日本には、「自転車では走りにくい道」というものが、本当にたくさん走っています。

 

たとえば狭すぎて、クルマにギリギリで追い抜かれ続けるような道とか、


自転車通行可能だけどほとんど高速道路みたいな道で、クルマが80km/hだか100km/hだかで走りまくっているような道とか・・ですね。

 

 

そしてもちろん、「そこまで危険じゃない道」もたくさんあります。

 

具体的にはサイクリングロードとか、幅がすごく広い車道とか、
自転車で走りやすく、歩行者が少ない歩道とか・・ですね。

 

 

なのでやるべきことは、「危険な道」と「そこまで危険じゃない道」の見極めだと思います。

 

自転車で走る道を選ぶとき、「そこまで危険じゃない道」のほうを優先的に選び・・

 

もし、行き先までのあいだに「危険な道」がたくさんあるようなら、できるだけ避けるわけです。

 

 

具体的な避け方としては、「別のルートを組み直す」とか、
もしくは輪行してしまう」とかが有効ですね。

 

 

どんな道でもロードバイクで走るのがすごい!みたいな感覚を、以前私は持っていましたし、
そういう考えを持つ人は多いようなのですが・・・

 

こと、安全にかかわる部分では、無理は禁物だと思います。

 

 

とはいえ・・リスクを、ゼロにすることはできません。

 

ですので、個人の考えにはなりますが・・・

 

私が基準にしているのは、
「歩道をふつうに歩いているとき」のリスクを越えるかどうか、です。

 

 

街中の歩道をふつうに歩いたり、横断歩道を渡っている最中とかでも、リスクはもちろんあるわけですが・・・


ちゃんと気をつけていればそこまで、ものすごく危険!というわけでもないと思います。

 

そして自転車でも、見通しが良く、クルマに避けてもらう余裕がばっちりあるような道なら、
ふつうに歩道を歩いている時と比べても、そこまで危険度がアップするわけでもないと思われます。

 

 

しかし例えば、明らかに狭いとか、見通しが悪いとか、
もしくは準高速道路みたいな感じで明らかに、ドライバーが自転車に気づきにくそうな場所とか・・・

 

そういった場所はまあ間違いなく、歩道をふつうに歩くよりはリスキーなのではないか、と思います。

 

 

なのでそういった、普通に考えて明らかにやばそうだ・・と感じる場所は、
無理をせずちゃんと避ける!という考え方をしていけば、スムーズにいくのではないか・・と思います。

 

 

今回はロードバイクでできるだけ安全に走るために、
個人的に、いちばん重要と思うことを軸にお話ししてみました。

 

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ロードバイクがふらつくなら、ホイールベースを伸ばすといいかも

 

ロードバイクがやたらと、ふらついてしまう場合・・・

 

もしかしたら、ホイールベースが短すぎる自転車を使っているのが原因かもしれません。

 

 

自転車、ロードバイクは、不安定な乗り物です。

 

たった2個の接地点で走っているので、当然ですね。

 

 

実際には、人間にはかなりのバランス能力がありますし、
高速回転するホイールも、安定するのを助けてくれますので、
そう簡単にふらつくものでもなのですが・・

 

たとえば、路駐しているクルマを避けるときや、
急ブレーキを掛けたとき、すばやく動こうとしたときなど、
ふらついてしまうことはあると思います。

 

 

普通に走っていても、なぜか、ふらついてしまうことが多い・・と、
以前の私は思っていました。

 

 

ふらついてしまうのには、いろいろな原因がありはするのですが、


もし、ホイールベースが短いタイプのロードバイクに乗っているとしたら・・


ホイールベースの短さ」が、ふらつきやすさを増幅しているかもしれません。

 

 

ホイールベースとは、ざっくりと説明すると、前輪と後輪のあいだの距離のことですね。

 

これは人間でいうと、足幅のようなものです。

 

 

足幅を狭くして立っているときと、足幅を広くして立っているとき・・

 

突然、思いっきり押されたとき、安定して耐えられるのはどちらでしょうか?

 

基本的には、足幅が広いほうだと思います。

 

 

自転車も同じで、極端にならない範囲ですと、
ホイールベースが長いほうが安定するのです。

 

 

ちなみに、車種にもよるのですが、
一般的にママチャリは、ロードバイクよりもホイールベースは長いです。

 

ママチャリは遅いけど、乗りやすい・・と思われることが多いと思いますが、
実はホイールベースが長いことが影響しているかもしれないです。

 

 

もちろん、短いホイールベースにもメリットがあります。

 

というより、ロードバイクはその多くが、ホイールベースが短くなるように作られています。

 

理由は、レースで重要な「機敏さ」「加速の鋭さ」といったパラメータが、安定性よりも重視されるからだろう・・と思います。

 

実際に、ホイールベースが長い状態と短い状態をつくって乗り比べてみても、
ホイールベースが短い状態のほうが、明らかに機敏な動きができるのを実感することができます。

 

 

しかし・・自転車をレースに使わないのであれば、ホイールベースが長い自転車のほうが有利だと、私は考えます。

 

特別なレベルで、スピードや機敏さを求めないのであれば、
ふらつかないための「安定性」は、なによりも重要だと思うからです。

 

 

ふらつくことが多いと、事故にあってしまう可能性が上がるかもしれませんし、


そこまではいかなくとも、まわりのクルマや自転車をひやひやさせたり、気を使わせてしまったりするかもしれません。

 

 

そのためレースでサーキットを走るのでなく、
街乗りがメインだったり、ひたすらペダルを回して長距離を走ることがしたかったり・・という場合は、


ホイールベースが長い自転車を選んでおくほうがいいのではないか、と思います。

 

 

もちろん、ふらついてしまう原因は、ホイールベースだけではありません。

 

たとえば自転車に乗るスキルは、乗れば乗るほど上がっていくので、
最初はふらつくことが多かったとしても、慣れていくことで徐々にふらつかなくなるかもしれないです。

 

 

特にふらつかずに後方確認をするコツ、といったものを会得することで、


すばやく、ふらつかない乗り方が身につくかもしれません。

 

 

しかし、練習によってなにかを変えるよりも、パーツ編成によって変えてしまったほうが、
お金はかかりますが、ラクです。笑

 

 

そのためロードバイクでふらついてしまう・・というときには、


プロが使うような高い技術を必要とする、ホイールベースが短すぎる自転車を選んでしまっている・・
ということを疑って、ホイールベースを長くすることを検討してもいいと思います。

 

 

もちろん、ホイールベースを変えるのは簡単ではありません。

 

ホイールベースは基本的に、フレームによって固定ですので、
ステムを伸ばしてハンドルを前に出す・・みたいに、パーツ変更でさくっと変えられるものではないからです。

 

そのため、もし新しくロードバイクを買おうとしている状況であれば、
ホイールベースが長めのものを検討してみるのはアリだと思いますし、

 

もし、ロードバイクを買い替えようとしているのであれば・・


現在のロードバイクよりもふらつきにくくなりやすい、現在のロードバイクよりもホイールベースが長い自転車を、
検討してもいいのではないか、と思います。

 

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ディーラーマニュアルが圧倒的に充実しているのは、シマノのパーツです

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シマノと言えば、自転車を趣味にする方であれば、
関わらない人は居ないと言えるくらいの、ポピュラーなパーツメーカーです。

 

日本で売られているロードバイククロスバイクといった自転車の、
変速機を中心とした、駆動系のパーツには、
ほとんどの場合、シマノのパーツが使われています。
(3万円を切るくらいの、安価な自転車は除きます)

 

 

このように、シマノのパーツは多くの場合で、自転車に最初からついているのですが・・

 

新しく自転車に装備するための、「改造用パーツ」としても、
シマノパーツはなかなかに優秀です。

 

 

シマノパーツが良い理由としては、
品質が良い、そのわりに値段が安い、といったものもあるのですが・・

 

個人的に、重要な理由として挙げたいのが、


「日本語」の、しっかりしたパーツ説明書がある、

 

ということです。

 

 

ほとんどの場合で、パーツの型番を調べ、
「(パーツの型番) 説明書 PDF」や「(パーツの型番) ディーラーマニュアル」と検索すると、


日本語の、かなり内容が充実した説明書があります。

 

 

当たり前のように聞こえるかもしれないのですが、
海外のパーツでは、実は、こうはいきません。

 

海外製なのでもちろん普通は、英語の説明書しかありませんし、


日本語訳された説明書があったとしても、誤訳が多かったりで、まともに読めないものも多いです。。

 

英語がスラスラ読める方であれば、問題はないのでしょうが、
私には難しいですし、スラスラ読めない方のほうが多いでしょう。

 

また、そもそもちゃんとした説明書が無い・探し出せない場合もあります。

 

 

対して、シマノのパーツは、
たとえば「締め付けトルク」がちゃんと書かれていたり、


細かいところについても、しっかり説明されていたりと、
説明書の充実度が、私が見てきた限りだと、他のパーツメーカーよりかなり高いです。

 

 

そしてなにより「日本語」というところが大きいです。

 

自転車のメンテナンス・カスタマイズを自分自身で行う場合は、
整備ミスなどによるトラブルは、当然ながらすべて自己責任になってしまいますので、


正しい情報を見ながら、ひとつずつ、しっかりと整備をしていくことが求められます。

 

 

こういう、「正しい情報がほしい!」という場面で、
英語の説明書、しかもあまり細やかな情報は書かれていないものと、


日本語の説明書、しかも細やかな情報までしっかり書かれているものが有るのとでは、
整備のしやすさに、雲泥の差があります。

 

 

実際私は、特に理由がない限りは、パーツはシマノ製を選ぶようにしています。

 

そうすることで、パーツの破損などトラブルが起こった場合も、
日本語のわかりやすい説明書をじっくりと見ながら、
じっくりと修理や整備に取り組むことができます。

 

 

自転車のプロの方であれば、あたりまえに分かるような部分であっても、
素人メカニックにとっては、説明書に細かく書いてくれていあると、
すごくありがたいのです。。

 

たとえばブレーキレバーはSRAM製が好きだったりと、もちろん、シマノ以外のパーツを使う部分も多いですが・・笑

 

 

もちろん、すべての整備を自転車屋にお任せするのであれば、あまり気にする部分ではないのでしょうが、


自分で自転車を整備することもある方は、できるだけシマノのパーツを選んでおくと、
困ったときに、日本語のしっかりした説明書に、助けられることがあるかもしれません。

 

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自転車整備には、ガンダムのプラモデル組み立てに似た楽しさがある

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自転車を自分で整備することができるようになれば、

パーツ交換や修理を自分でできるようになるため、とても便利です。

 

 

整備スキルがあがってくると、実用面での便利さはあるのですが、

 

便利さだけでなく、「機械いじりをしたい」「パーツの組み合わせを考えるのを楽しみたい」「自分でなにか物を組み上げたい」といった、

いわゆる「プラモデル欲」とでも言うようなものを、満たすこともできます。

 

 

特に男性の方であれば、この「プラモ欲」とでも言うようなものが、比較的強いと思います。

 

プラモデル作り以外にも、プラモデルに似た趣味はいろいろあると思います。

 

たとえばモデルガンを組んだり、盆栽を育てたり、家具のDIYをしたり、あたりが似ているでしょうか。

 

 

もし自転車整備にハマることができたなら、

自転車整備は「プラモ欲」を解消するとても良い方法になってくれると思います。

 

 

自転車は、ばらばらにする程度にもよりますが、数百のパーツが集まってできた機械であり、
自分が乗って走れる「1/1プラモデル」のような側面がありますので、それはもう整備のしがいがある代物です。

 

 

加えて自分で整備したり組み上げたりした自転車には、自分が乗って、公道を走ることができます。

 

より快適な乗車姿勢にするにはどうすればいいか、自転車をより安定して走らせるにはどのように組めばいいか、などなど、

 

考えながらカスタマイズして、うまく結果が出たときの喜びはなかなかのものです。

 

 

 

当然ながら、実際に自分の身体を乗せて走るものですので、整備ミスは自分の大怪我などにつながってしまうため、

勉強をした上で、自己責任にて真剣に整備を行う必要はあります。

 

 

 

たとえばガンダムのプラモデルは、ガンダム自体をつくっているわけではありませんし、

モデルガンも実際に銃を組み上げているわけではありませんが、

 

自転車はレプリカではなく「本物」である、というところも、良い点だと思います 。

 

決してプラモデル趣味を否定したいわけではないのですが、

自転車整備は、実際に高速で道を走るための道具を、自分の手で整備している、というカタルシスが高いと思います。

 

 

 

実際、自分は自転車整備が趣味の一部になってからというもの、

自転車整備だけで「プラモ欲」のようなものは完全に昇華されるようになりました。

 

 

 

自転車整備は、向き不向きが強いと思いますし、これを好きになるかは人それぞれだと思うのですが、

これにハマることができたなら、自転車整備は「プラモ欲」を満たす、とても良い方法になってくれると思います。

 

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最初の自転車には「ロードバイク」「クロスバイク」「折りたたみ自転車」のどれかがおすすめ

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自転車を生活に取り入れて、自転車のある生活を楽しもうとする場合、
最初の自転車として、どのような自転車を選べばいいのでしょうか。

 

まず、この記事では、自転車を自転車生活、つまり街中を走ったり、自転車だけで少し遠い旅に出たり、輪行(電車を自転車に載せて運ぶ)して遠い街を観光したり、
といったことに使う前提でお話をさせていただきます。

 

 

自転車生活に向いた自転車を選ぼうとすると、
ロードバイククロスバイク」もしくは「折りたたみ自転車」のいずれかが、
良い選択になってくると思います。

 

 

そして、「ロードバイククロスバイク」にするか、「折りたたみ自転車」にするか、なのですが、


ここは走行性能を重視するか、もしくは輪行性能を重視するか、によって変わってきます。

 

 

ロードバイククロスバイクは、走行性能がもっとも高い自転車カテゴリーになるため、
自転車だけでどこでも走り回りたい、というニーズに対しもっとも良い選択になると思います。

 

 

対して折りたたみ自転車は、ホイールサイズが小さくなるため、走行性能はロードバイクなどフルサイズの自転車に負けてしまいます。

 

しかし、以下で紹介するような「ちゃんとした折りたたみ自転車」であれば、基本的にママチャリよりも高い走行性能を持っており、
50kmくらいであれば無理なく走破できてしまいます。

 

かつ、折りたたんで袋詰め完了まで1分かからないようなものも多く、電車や飛行機を併用することで、日本中どこにでも自転車を持ち込むことができます。

 

 

自転車生活の快適さを求めるのであれば、マウンテンバイクやBMX、ピストバイクなどその他の自転車は、
上記の自転車カテゴリーと比べると、使いにくくなってしまうと思います。


(もちろん、好みの要素などもありますので、「どうしてもマウンテンバイクが好き」などといった事情があれば良い選択になりうると思います)

 

 

 

次に、これらの自転車をどこで買うか、についてですが、
まず、インターネット通販ではなく、実店舗で買うことをおすすめします。

 

自転車を買うと、メンテナンスを行う必要がでてくるのですが、


一台目は実店舗で買っておくと、ショップでメンテナンスの方法を教えてもらったり、
基本的なメンテナンスくらいなら無料でやってもらえる場合もあるなど、いろいろと有利になります。

 

インターネットでの購入では上記のメリットはなく、
アフターフォローなども基本的に望めないため、一台目の自転車の購入にはおすすめしません。

 

 

以上のように、一台目の自転車としては、ロードバイククロスバイク、または高性能な折りたたみ自転車を選んでおくのが、私としては良いのではないか、と思います。

 

一台目の「ロードバイククロスバイク」は、どう選ぶのがいいか

 

それでは、具体的にどのような場所で、どのような製品を購入すればよいのでしょうか。

 

まず、一台目の自転車としてロードバイククロスバイクを買うとき、
どの製品を購入するかの検討方法について、お話ししていきたいと思います。

 

何の基準もなく、いきなりどの自転車が良いかを探し始めても、なかなか検討が難しいと思いますので、


まず最初に、メーカー「GIANT」の製品を基準にして考えると、何を購入するか考えやすいと思います。

 

ロードバイククロスバイクの完成車を売っているメーカーは、数多くありますが、


GIANTは2018年現在、とても品質・コストパフォーマンスに優れた製品を売っているメーカーであり、


製品ラインナップも低価格から高価格まで、タイプとしてもレース向き・ロングライド向き・街乗り向き・オフロード向きなどなど、とてもワイドな製品群が扱われています。

 

そのため、GIANTの製品群は、スポーツ自転車業界全体で扱われている製品群の「縮図」のようになっています。

 

 

なので、自転車を選ぶときは、まずGIANTのカタログなどでGIANTの製品群を見渡すと、


いま現在自転車業界全体で、どのような自転車がどのくらいの価格で売られているのか、重さはどのくらいになってくるのか、といった「相場」をざっくりとつかむことができます。

 

 

そのためまずGIANTのカタログなどを眺め、
自分の欲しい自転車の価格帯・タイプ・パーツのランク・重さなどに合った自転車を探し出し、


その自転車を軸にしながら他のメーカーの自転車も探していくと、
パーツ構成のわりにやたら高価な自転車を買ってしまったり、逆にあまりにも安く品質も悪いような自転車を買ってしまったり、といったリスクを減らすことができます。

 

 

例として、私は一台目の自転車として、GIANTの「ESCAPE RX1」という自転車を購入したのですが、


このときの自転車探しの条件としては

 

クロスバイクで、価格は10万円程度、重さは完成車で10kg前後、パーツはTIAGRAクラス」

 

という条件を設定していました。

 

 

GIANTのカタログを参照すると、上記した「ESCAPE RX1」という自転車が条件を満たしており、


それ以外の「TREK」「Cannondale」「MERIDA」などといった他メーカーの、似たような条件の自転車も探しましたが、


上記したGIANTの「ESCAPE RX1」を価格・パーツ構成・デザインの好みなどで上回るものは特に無かったため、この自転車に決定しました。

 

 

もちろん、趣味は楽しんだ者勝ちなので、第一印象だけで選ぶような買い方でも良いとは思います。


しかし上記のような方法を使うと、大きな間違いや見落としをすることなく、
一台目の自転車を選ぶことができると思います。

 

一台目の「折りたたみ自転車」は、どう選ぶのがいいか

 

次に、1台目の自転車として折りたたみ自転車を選ぶ場合、


どのような車種を選択するべきか、についてお話ししていきたいと思います。

 

 

まず、ホームセンターで1万円程度で売っているような折りたたみ自転車は、やめたほうがいいと思います。

 

コストが掛かっていないため、折りたたみ自転車にとってとても重要な、折りたたみのための可動部分の強度が低いですし、


折りたたみ機構も練られていないため、とても折りたたみにくく、また折りたたんだ状態で運びにくいです。

 

 

軽量でない素材(普通の鉄)を使っているため、車体重量も20kgを越えてきたりします。正直、輪行を活用するのは厳しいでしょう。

 

 

価格としては、最低でも本体価格で6-7万円程度はするものを選ぶべきだろう、と思います。


私がいろいろ検討してみた感想になりますが、6万円を切ってくると、上記ホームセンターの自転車のようなデメリットが多く、折りたたみ自転車としてはとても使いにくいと思います。

 

 

6-7万円程度の自転車から選ぶのであれば、
私としては「DAHON」というメーカーの自転車をおすすめします。

 

DAHONアメリカのメーカーで、主に16-20インチ程度のホイールの、さまざまな種類の折りたたみ自転車をラインナップしており、品質も良いと思います。


私は1台目の自転車はDAHONで購入しましたが、特に不具合もなく、使いやすい折りたたみ自転車だ、という感想でした。

 

 

折りたたみ自転車に、そこそこのお金をかけても良いと思われるのであれば、
ブロンプトン」は、良い選択になるのではないか、と思います。

 

ちなみに私が5年間ほど活用している折りたたみ自転車が、このブロンプトンです。

 

ホイールサイズは18インチ程度と、折りたたみ自転車としては標準的なのですが、
折りたたみ時に、このくらいのホイールサイズの他の折りたたみ自転車と比較すると、群を抜いてとても小さくなります。

 

大きめのスーツケース程度になり、混雑しやすい日本の電車にもストレスなく持ち込めるようになるため、このメリットはなかなかに大きいです。

 

また、折りたたみ機構が優れているため折りたたみやすく、折りたたんだ状態で持ち運びやすいです。

 

 

折りたたんだ状態で出っ張る部分が少なく、折りたたみ状態で持ち上げてもばらけてしまうことも無く、


さらに、カスタマイズすると折りたたんだ状態でスーツケースのように転がし、空港などで長距離を運ぶときも楽に運ぶことができる・・

 

などなど「折りたたみ自転車」としての基本性能に、圧倒的に優れていると思います。

 

 

一応、ブロンプトンの弱点についても書いておきます。


まず、変速能力がとても低いです。

 

リアエンド幅(フレームに後輪を装着するところの幅)が、ロードバイクなど一般的なスポーツ自転車より狭く、安価で高性能なSHIMANO製の変速機が装着できません。

 

そのため、ブロンプトン社が独自に開発した変速機や、ややマイナーなメーカーの変速機が装着されるのですが、ひとつの変速機につき2-3段しか変速できず・・


また私が使用した限りでは、SHIMANO製変速機のスムーズさ、雨で濡れても変速不良を起こさない耐久性などと比較し、さまざまな性能において遠く及ばないと思います。

 

他の折りたたみ自転車は一般的に、優れた性能を持つSHIMANO製変速機が装着されますので、この点についてはブロンプトンの弱点と言わざるを得ない、と思います。

 

 

それ以外にも例えば「Birdy」というメーカーがあります。


Birdyブロンプトンとほぼ同じホイールサイズで、ブロンプトンほど小さくはならないものの、走行性能においてはブロンプトンより優れている、といった自転車です。

 

折りたたみ自転車は種類が多く、ロードバイクのような定番メーカーも探しにくいのではないか、と思うのですが、


私が折りたたみ自転車の購入を検討した際には、上記「DAHON」「ブロンプトン」「Birdy」の3メーカーが、御三家とも言えるような状況でした。

 

2018年現在も、それは大きく変わってはいないように思います。


1台目の自転車に折りたたみ自転車を選択される場合は、予算と相談しながら上記のメーカーから選んでおけば、大きな間違いは無いのではないかと思います。

 

一台目の自転車は、どこで買うのがいいか

 

最後に、1台目の自転車を購入するとき、
どのような店や場所で購入するべきか、について検討していきたいと思います。

 

まず、1台目の自転車は実店舗で購入するべきであり、
インターネットでの購入は、1台目の自転車に関してはおすすめできません。

 

1台目の自転車を購入したばかりの頃は、修理やポジション調整、パーツ交換などといった基本的な整備スキルがまだ無い状態だと思いますし、

また、どういった場所を走ればよいのか、どういうアイテムを揃えれば良いのか、といった情報も全然無い状態だと思います。

 

ショップで完成車を購入すると、ちょっとした整備や調整くらいは無料で行ってくれることも多いですし、
しっかりした整備も有料にはなりますが、他店購入の自転車の場合よりこころよく引き受けてもらえます。

 

またこの周辺でどのあたりが走りやすいのか、といった情報も教えてくれることが多いです。

 

ショップ開催のイベントに参加でき、そこでいろいろな情報を得たり、また同じショップに通う先達ライダーから役に立つ話が聞けたりすることもあります。


自転車を試乗することができたり、自転車に関する詳しい説明を聞くことができたり、というのも良い点です。


自転車趣味を始めたばかりのころは、こういったメリットはかなり大きいです。

 

 

自転車趣味が長くなってくると、整備スキルが上がり、
たとえばインターネットでフレームだけを調達し、同じくインターネットで購入したパーツたちを組みつけて自転車を1台作る、といったことも可能になりますし、


情報も、インターネットや書籍から取捨選択し有用な情報だけを集める、ということもできるようになります。

 

そうなってくると、ショップに通うメリットは減ってしまうのですが、
自転車趣味を始めたばかりだとそういったことは難しいため、とりあえずまずは実店舗で購入、という方向性でよいと思います。

 

 

それでは、どのようなショップで購入すればよいのか、についてですが、


上記したように、特に購入したばかりの頃は、そのショップの店員の方に整備をしてもらったり、話をして情報を得たり、とそのショップとそこそこ長い付き合いになることが多いです。

 

そのため、無愛想、購入時の説明などをあまりしてくれない、明らかに要領が悪そう、といった人が多く在籍するようなショップは、避けたほうがよいでしょう。

 

セールストークが過剰なショップにも注意が必要です。
自転車の購入後、不要なパーツを買わされてしまったり、といったリスクが増えてしまいます。

 

上記したような「まずい点」が特に無いのであれば、あとは相性になると思います。


ほしい自転車が置いてあり、自分にとって入りやすい雰囲気で、そのショップの店員の方と抵抗なく話ができるのであれば、そのショップを強く検討してよいのではないか、と思います。

 

1台目の自転車の購入時は、購入はショップで行うほうが良いと思いますし、ショップ選びもかなり重要になってきます。


しっかりと検討した上で、ご自身が納得したショップで自転車を手に入れていただければ、と思います。

 

まとめ

 

快適な自転車生活を楽しむための、最初の自転車としては、
1-2万円程度の、ママチャリに近い自転車ではなく、


ロードバイククロスバイク、また高性能な折りたたみ自転車、といったカテゴリーから選ぶのがいいと考えます。

 

そして最初の自転車であれば、メンテナンスやトラブル対応などのハードルを下げるためにも、
ネット購入ではなく、実店舗の自転車ショップから購入していくことをおすすめします。

 

以上、一台目の自転車選びの方法についてお話しました。

 

一台目の自転車になにを選び、どこで購入するかは、
その後の自転車生活に大きくかかわってくる重要なポイントですので、
じゅうぶんに検討された上で選択をしてみては、と思います。

 

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