小径車のメリット・デメリットを、6年間ロードバイクと使い比べた視点からお話しします



私は、18インチの小径車(折りたたみ自転車のブロンプトン)を一台と、
700cのロードバイク一台の、
合計2台の自転車を所有しての生活を、もう6年間ほど続けています。

 

 

そして個人的な結論としては、総合力において、
折りたたみ小径車はロードバイクに勝る、と考えるようになりました。

 

 

速度といえば、ロードバイクが小径車より速い、というのはまあ、
当然になるとは思うのですが、


どのくらい違うかについて、実際に使ってきた体感から書いてみますと・・

 

直線で、ロードバイクだとだいたい27km/hくらいで走るような状況で、
小径車だとだいたい、24km/hくらいで走れます。

 

巡航速度として、だいたい3km/hくらいの差が出る感覚だと思います。

 

この差は、かっ飛ばせる直線においての話で、
街中のような混んでいる場所だと、ほぼ差が出ないか、
小回りがきくぶん小径車のほうが速かったりします。

 

 

そして小径車は、ロードバイクに比べるとふらつきやすいのですが、


ここは慣れでなんとでもなるレベルなので、「小径車が不利」ということにもならないと思います。

 

実際、18インチのブロンプトンで、幹線道路のような長くて広い車道を走ってみても、


ロードバイクと比べて、ふらつきが怖い。。不安定。。と思うことは、基本的にありません。

 

 

 

輪行能力について、ロードバイクは分解・袋詰めして電車に載せますし、
小径車は、折りたたみ自転車であれあ折りたたんで袋詰めして電車に載せるわけですが・・


ここは、小径車の圧勝です。

 

たとえばブロンプトンですと、10秒もあれば折りたためますし、袋詰めまであわせても1分以内に作業が終わります。

 

対してロードバイクを袋詰めするとなると、
かなり急いだとしても、全行程に15分くらいはかかってしまいます。

 

 

駅の構内・電車内などでも動きやすさとしても、
折りたたみ小径車のほうがはるかに快適です。

 

私は、旅先や日常で、けっこう輪行をするのですが、
「スピードはそれほど変わらない」「輪行能力は小径車の圧勝」ということを考えると、


総合力では小径車のほうが優れる・・と思うようになりました。

 

旅先では、折りたたみ小径車は最強のツールたり得ますと思いますし、


もし小径車とロードバイク、どちらか一台だけを残すことになったなら、迷わず小径車を選ぶと思います。

 

 

もちろん、このあたりは人によって違ってくるところですので、
あくまで個人の意見にはなるのですが。

 

 

日本という国は、自転車だけで走り回るのに向かない国ですので、


自転車で走りやすい場所だけを自転車で走り、
走りにくい場所は輪行してしまう・・というやり方をするには、
やっぱり、折りたたみ自転車は有利なのです。

 

 

それでは、ロードバイクはどういう時に使うのか・・なのですが、


やっぱり、自転車で走りやすいコースまで行って、そこを自転車で走り回りたい・・といった時には、ロードバイクのほうが良いなと思います。

 

 

巡航能力はやっぱり、ロードバイクのほうが高いので、


そういった場所で、風を切ってビュンビュン走るのを楽しみたいときには、
ロードバイクのほうが快適ですね。

 

 

何年も、ロードバイクと折りたたみ小径車とを使い分けてきて、


個人的には、自転車生活で使う自転車として、総合力を比べると、
折りたたみ自転車の圧勝だ・・と感じました。

 

 

もちろん、所有する自転車を一台に絞ることはないですし、


ロードバイクが優れている面もたくさんあるので、私はこれからもロードバイクと折りたたみ小径車との二台持ちを続けていこうと思うのですが・・

 

 

もし、これから自転車を新しく買おうとされていたり、
メイン自転車にどんなものを選べばいいのか悩んでいたりするとすれば、


「折りたたみ小径車」は、なかなか良い選択肢となってくれるかもしれません。

 

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